2012年04月09日
2012/4/5-7 鉄旅 その5
最終日は7時起床、直ぐに着替えて朝食に。朝食会場は広く、窓際の席は景色もそこそこでしたが、バイキングの内容が悪い。ルートインも何ヶ所か泊まってますがその中でも最低でした。
今日の日程は熊本駅から10時開始なので熊本駅のロッカーに荷物を預けてチンチン電車で時間潰し。まずは未乗区間の田崎町まで二駅、そこから折り返しで辛島町まで行ってそこから上熊本行きに乗り換え、上熊本からはJRで熊本に戻るコースで丁度良い時間かと・・・ところがアクシデントは付き物で、途中で財布に殆ど現金が残ってない事に気付きあわてて辛島町から交通センターに寄ってATM探し。やっとのことで上熊本行きの市電に乗るも時間はギリギリ、上熊本に着いた時には乗り継ぎ時間5分でした。
熊本駅に着くと同じホームの先端が目指す三角線の乗り場でした。待つ事なく2両編成のディーゼルカーが入線してきて今日の日程が始まります。本当は熊本発の「A列車で行こう1号」に乗りたかったのですが満席で乗れず(全席指定の為)今回は1本早い普通列車で終点の三角まで行き、折り返しの「A列車で行こう2号」に乗ります。初めての三角線でしたが、初めのうちは平凡な住宅街や田園風景でしたが後半の5駅程は海岸線→山→港と変化に富んだ景色で楽しめました。特に赤瀬駅は人家の無い山の中の駅で降りてみたかったです。
三角駅は天草への玄関口で熊本にあまり海のイメージは無かった私ですが、また今度時間を作ってゆっくり来て見たい・天草に行ってみたいと思わせる何かのある場所でした。駅の近くを少し散歩していると目的の「A列車で行こう」の時間となったので乗車。ベースになってるのは「特急ゆふ」や「九州横断特急」に使われてるJR四国から買い入れた車両ですが水戸岡マジックで格好良く大人の車両になってます。ビュッフェも他の特急と比べるとお酒の揃えが良いです。タコは塩アイスと焼きドーナツ、私はデコポンハイボールと馬刺燻製を頂きました。JR九州のビュッフェはどこでもそうなのですが、パック入りのオツマミでもちゃんと間伐材トレーに移してくれるのが良いです。列車はゆっくり走りますが元々短い路線なので30分ちょっとで終点熊本に到着。
乗り換える列車まで2時間あるので改札を出て市電で熊本城まで花見に出掛けます。旅行を計画していた時はどこかお店に入って昼食と考えていたのですが、昨夜交通センターから電停(市電乗り場)まで歩いてる時に熊本城の桜が見えたので急遽花見に行こうと決めました。時間もあまり無いのと、お城好きでもないのとで本丸方面には向かわずに桜の馬場城彩苑というところで色々買ってベンチで昼食に。タコは三角駅で買いそびれたタコ飯、私は水俣のパエリア、他に焼き鳥盛合せと缶ビール買って乾杯。
市電で熊本駅に戻り、お土産買ってロッカーの荷物を出して今回の旅行最後の列車の待つホームへ。乗るのは「あそぼ〜い」という子どもの為の特急列車。この車両、元々はハウステンボスの前身であるオランダ村のアクセス特急「オランダ村特急」として誕生(紺・白・赤)→初代「ゆふいんの森」が大人気なので「ゆふいんの森二世」に塗色変更(緑)→三代目「ゆふいんの森」が完成したのでハウステンボスアクセス特急「シーボルト」に塗色変更(紺・白・赤)→ハウステンボスアクセス特急をハイパーサルーンに統一&「ゆふいんの森初代&三代目」大人気の補完の為「ゆふDX」に塗色変更(古代漆色:ワインレッド)→「ゆふDX」のまま塗色変更(山吹色)→「あそBoy(現在のSL人吉)」の後継者「あそ1962」の退役に伴う阿蘇観光列車として「あそぼ〜い」に大改造(3号車だけ)&塗色変更(黒系)・・・正直なところJR九州の観光列車の最底辺をウロウロしてきた車両ですが、今回の大改造&元々の両端のパノラマシートのお陰で人気列車の多いJR九州でもエース格にやっとなれたと思います。「ゆふDX」の頃にこの列車には何度も乗ってるのですが、今回乗ってみると小学校の同級生が議員にでもなったかのような感慨がありました(笑)3号車のクロちゃんシートは転換クロスシートながら並のリクライニングシート以上の座り心地&幼児席に座る子どもの肩に自然に腕が回るような構造、子どもの遊び場の構造、ビュッフェの子どもに特化したメニュー(子どもプリンとか子どもビールだけでなく「あそぼ〜い」車内限定販売の弁当「クロちゃんあそモコ弁当」が最高に美味しかったです)。
楽しかった鉄旅も終点宮地で終了、ここからは予算と時間の関係でバス利用。熊本ー大分間の急行バスが接続良くあるので駅前の国道に向かいます。しかし肝心のバス停が見つけられずに観光案内所まで戻って場所を聞き歩いて行くと電柱の陰にありました。予想通りバスは遅れていて10分遅れの到着、タコも私も直ぐに爆睡・・・気がついたら大分県に入ってました。
私が小学生の頃は普通の特急の他に一般人が普通にチケットの買える観光列車は殆ど存在せず(SL山口号くらい?)、団体用のジョイフルトレインと呼ばれるものを雑誌でみたり駅で見かける程度でした。現在の日本各地での観光列車の増加はJR九州+水戸岡鋭治氏のゴールデンコンビによる仕事の成果が実を結んだものであると思います。「乗ることが目的となる鉄道」JR九州は今回乗った観光列車だけでなく普段乗る列車にも手を抜いてませんし、JR九州のサービスは大変素晴らしいと思います。また「既にある物を最大限に活用」という姿勢も良いと思います。何か箱を作ってそこに人を集めるのではなく、九州にはこんなところもあるんで!という地元を巻き込んだ観光の形は流行に流されることなく長続きすると思います。今回の旅行でも肥薩線(八代ー人吉ー隼人)は私には2度目でしたが飽きることなく楽しめたのは「手を振れーる運動」によって手を振ってくれる沿線の人がみなさん、たった5分の停車時間でも一生懸命自分の作った物を売りミッキー手袋で手を振って送り出してくれる真幸駅の人々、そしてそれらの人々を鉄道と結びつける為の活動を一生懸命してこられたJR九州の方々が支えてくれてるんだと思います。サービス業にとって一番大事なことは自分の仕事に自信を持てること。それを再確認できた旅行でした。
今日の日程は熊本駅から10時開始なので熊本駅のロッカーに荷物を預けてチンチン電車で時間潰し。まずは未乗区間の田崎町まで二駅、そこから折り返しで辛島町まで行ってそこから上熊本行きに乗り換え、上熊本からはJRで熊本に戻るコースで丁度良い時間かと・・・ところがアクシデントは付き物で、途中で財布に殆ど現金が残ってない事に気付きあわてて辛島町から交通センターに寄ってATM探し。やっとのことで上熊本行きの市電に乗るも時間はギリギリ、上熊本に着いた時には乗り継ぎ時間5分でした。
熊本駅に着くと同じホームの先端が目指す三角線の乗り場でした。待つ事なく2両編成のディーゼルカーが入線してきて今日の日程が始まります。本当は熊本発の「A列車で行こう1号」に乗りたかったのですが満席で乗れず(全席指定の為)今回は1本早い普通列車で終点の三角まで行き、折り返しの「A列車で行こう2号」に乗ります。初めての三角線でしたが、初めのうちは平凡な住宅街や田園風景でしたが後半の5駅程は海岸線→山→港と変化に富んだ景色で楽しめました。特に赤瀬駅は人家の無い山の中の駅で降りてみたかったです。
三角駅は天草への玄関口で熊本にあまり海のイメージは無かった私ですが、また今度時間を作ってゆっくり来て見たい・天草に行ってみたいと思わせる何かのある場所でした。駅の近くを少し散歩していると目的の「A列車で行こう」の時間となったので乗車。ベースになってるのは「特急ゆふ」や「九州横断特急」に使われてるJR四国から買い入れた車両ですが水戸岡マジックで格好良く大人の車両になってます。ビュッフェも他の特急と比べるとお酒の揃えが良いです。タコは塩アイスと焼きドーナツ、私はデコポンハイボールと馬刺燻製を頂きました。JR九州のビュッフェはどこでもそうなのですが、パック入りのオツマミでもちゃんと間伐材トレーに移してくれるのが良いです。列車はゆっくり走りますが元々短い路線なので30分ちょっとで終点熊本に到着。
乗り換える列車まで2時間あるので改札を出て市電で熊本城まで花見に出掛けます。旅行を計画していた時はどこかお店に入って昼食と考えていたのですが、昨夜交通センターから電停(市電乗り場)まで歩いてる時に熊本城の桜が見えたので急遽花見に行こうと決めました。時間もあまり無いのと、お城好きでもないのとで本丸方面には向かわずに桜の馬場城彩苑というところで色々買ってベンチで昼食に。タコは三角駅で買いそびれたタコ飯、私は水俣のパエリア、他に焼き鳥盛合せと缶ビール買って乾杯。
市電で熊本駅に戻り、お土産買ってロッカーの荷物を出して今回の旅行最後の列車の待つホームへ。乗るのは「あそぼ〜い」という子どもの為の特急列車。この車両、元々はハウステンボスの前身であるオランダ村のアクセス特急「オランダ村特急」として誕生(紺・白・赤)→初代「ゆふいんの森」が大人気なので「ゆふいんの森二世」に塗色変更(緑)→三代目「ゆふいんの森」が完成したのでハウステンボスアクセス特急「シーボルト」に塗色変更(紺・白・赤)→ハウステンボスアクセス特急をハイパーサルーンに統一&「ゆふいんの森初代&三代目」大人気の補完の為「ゆふDX」に塗色変更(古代漆色:ワインレッド)→「ゆふDX」のまま塗色変更(山吹色)→「あそBoy(現在のSL人吉)」の後継者「あそ1962」の退役に伴う阿蘇観光列車として「あそぼ〜い」に大改造(3号車だけ)&塗色変更(黒系)・・・正直なところJR九州の観光列車の最底辺をウロウロしてきた車両ですが、今回の大改造&元々の両端のパノラマシートのお陰で人気列車の多いJR九州でもエース格にやっとなれたと思います。「ゆふDX」の頃にこの列車には何度も乗ってるのですが、今回乗ってみると小学校の同級生が議員にでもなったかのような感慨がありました(笑)3号車のクロちゃんシートは転換クロスシートながら並のリクライニングシート以上の座り心地&幼児席に座る子どもの肩に自然に腕が回るような構造、子どもの遊び場の構造、ビュッフェの子どもに特化したメニュー(子どもプリンとか子どもビールだけでなく「あそぼ〜い」車内限定販売の弁当「クロちゃんあそモコ弁当」が最高に美味しかったです)。
楽しかった鉄旅も終点宮地で終了、ここからは予算と時間の関係でバス利用。熊本ー大分間の急行バスが接続良くあるので駅前の国道に向かいます。しかし肝心のバス停が見つけられずに観光案内所まで戻って場所を聞き歩いて行くと電柱の陰にありました。予想通りバスは遅れていて10分遅れの到着、タコも私も直ぐに爆睡・・・気がついたら大分県に入ってました。
私が小学生の頃は普通の特急の他に一般人が普通にチケットの買える観光列車は殆ど存在せず(SL山口号くらい?)、団体用のジョイフルトレインと呼ばれるものを雑誌でみたり駅で見かける程度でした。現在の日本各地での観光列車の増加はJR九州+水戸岡鋭治氏のゴールデンコンビによる仕事の成果が実を結んだものであると思います。「乗ることが目的となる鉄道」JR九州は今回乗った観光列車だけでなく普段乗る列車にも手を抜いてませんし、JR九州のサービスは大変素晴らしいと思います。また「既にある物を最大限に活用」という姿勢も良いと思います。何か箱を作ってそこに人を集めるのではなく、九州にはこんなところもあるんで!という地元を巻き込んだ観光の形は流行に流されることなく長続きすると思います。今回の旅行でも肥薩線(八代ー人吉ー隼人)は私には2度目でしたが飽きることなく楽しめたのは「手を振れーる運動」によって手を振ってくれる沿線の人がみなさん、たった5分の停車時間でも一生懸命自分の作った物を売りミッキー手袋で手を振って送り出してくれる真幸駅の人々、そしてそれらの人々を鉄道と結びつける為の活動を一生懸命してこられたJR九州の方々が支えてくれてるんだと思います。サービス業にとって一番大事なことは自分の仕事に自信を持てること。それを再確認できた旅行でした。